【カンボジア×スタツア】2019年春渡航 トゥールスレン・キリングフィールド
こんにちは、ゆうたです。
昨日、トークンハウスにてジーコさんのコノミチ留学の方々とお会いしました。
また、せっかくの機会だからということで自分の彼女も連れて行きました。
短い時間でしたがとても楽しかったです。
さて、ということで今回もCBBのスタツア系の記事を。
今回はカンボジアの歴史の地、キリングフィールド、トゥールスレンの記事。
カンボジアの負の歴史を学びに
この日、一番最初に訪れた場所は「キリングフィールド」、次は「トゥールスレン」。
皆さんは、カンボジアには暗い過去があるのをご存知でしょうか。
1970年代、ポル・ポトという1人の人物の力によって、多くのカンボジア人が、カンボジア人の手によって殺されたという事実を。
その過去を学ぶことができる場所がここ、キリングフィールドとトゥールスレン。
CBBのスタツアでは、絶対にここに訪れる様にしています。
理由の1つは、なぜ我々がカンボジアという国を支援しているのかということを改めて確認するためです。
カンボジアというと「貧困」「発展途上国」などのイメージを思い浮かべる人も多いと思います。
では、なぜカンボジアが支援を受ける様な国になったのか、何のために支援をしているのか。
それを改めて実感し、スタツアに挑み、多くのことを吸収して欲しいと思います。
キリングフィールド/トゥールスレン
ここからは、個人的な感想を書いていきたいと思います。
私は、この場所を訪れるのは2回目でした。
前回の夏のスタツアでは、自分は引率だけで中には入りませんでした。
というより、入りたくなかったのです。
その理由は、初めて訪れた時の衝撃が大きすぎてあの現実を受け入れるのを拒否してしまったからです。
当時虐殺が行われていた場所に好き好んで行く人は少ないと思います。。
しかし、カンボジアという国に出会って1年。
カンボジアの良い面ばかりではなく、過去のことも正面から向き合わないといけないと思い中へと入りました。
オーディオの説明を聞き、中を歩いているうちに、やはり浮かんでくる疑問は
「なぜカンボジア人が、カンボジア人の手によって殺されなければならなかったのか」
ということです。
大学で、ドイツ文学を専攻しナチの時代を学んでいるからなおさらです。
同じ国の人が、同じ国の人を殺すのは正直理解できません。
キリングフィールドの中には、キリングツリーと呼ばれる木があります。
これは、赤ん坊の足を持って木に頭を打ち付けて殺したという木です。
オーディオから聞こえてくる説明は、聞くのも堪え難い内容で正直とても辛かったです。
生まれたばかりの子どもを母親から無理やり引き離し、母親の目の前で殺したという内容が衝撃でした。
この様な思いを胸に抱き、続いて向かったのはトゥールスレン博物館。
ここは、当時虐殺や拷問が実際に行われていた場所です。
使われたのは、その当時学校として機能していた建物。
当時の虐殺の悲惨さが伺えます。
中は、この虐殺が終わってからの歴史も浅いため、至るところに血痕がありました。
また、実際に使われた拷問器具も展示されています。
当時の収監されていた人、ひとりひとりの顔写真も展示されています。
その人たちの声をもう聞くことはできませんが、その表情から私たちに強く何かを訴えている様にも感じました。
全部回り終わった後、一緒に回ってくれたメコン大学の友達のソティエとニッチに
「どう思った?」
と聞かれ、何も答えられませんでした。
この場を訪れていつでも笑顔を絶やさないカンボジアの学生が、いつもより少し暗くなった様にも見えました。
いつも明るく、楽しい話しかしない自分たちにとってこの歴史については言及ができませんでした。
かわいそうという言葉は絶対にふさわしくなく、でも「どう?」と聞かれても言葉が見つからない。
どこかもどかしさを感じました。
ただこの2つを訪れて感じたことは、
「過去の歴史に正面から向き合うことの大切さ」です。
今回意を決してこの施設を訪れてよかったと感じています。
この歴史を背負っているということを忘れずに、学生たちと、カンボジアの人とこれからも関わりたいと思いました。
ナイトマーケット
この日は、遅れて参加したメンバーも合流し、夜はメコン大学の学生とナイトマーケットへ行きました。
少しずつ交流する場面も増えてきて、学生とメンバー同士名前を覚えあったり、たくさんコミュニケーションをとっていました。
前回のブログにも書きましたが、今回のスタツアはメコン大学生の参加率がとても高く、この日も10人ほどの学生が集まりました。
インターン生の織田くん、田野くん、プット先生も一緒に行きました。
個人的にCBBのスタツアの強みの1つが、学生と密な交流だと思っていて、
この様に衣食住を全て学生と一緒に過ごすことにより国際交流がより良いものになると思っています。
夜ご飯を食べ、買い物をしそれぞれ帰宅。
私たちは次の日シェムリアップへ行くので、しばらく会えません。
少し寂しい気持ちもありますが、次の絆フェスティバルに向けて仲良くなれたらなと思います。